高橋歯科醫院

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スタディーグループ

2017年9月20日

今回は私が所属しているスタディーグループのお話をしたいと思います。
私はペンシルバニア大学歯内療法学科の臨床コンセプトと技術を学ぶスタディーグループ(Penn Endo Study Club in Japan:略PESCJ)に所属しています。

現在、日米間の歯内療法臨床における格差はどの切り口から見ても小さいとはいえません。 この差を埋めることを目的とした教育プログラムが、このスタディーグループの Penn Endo Program in Japan です。ここで行われるプログラムはペンシルバニア大学歯内療法学科とのコラボレーションプログラムで、ペンシルバニア大学大学院プログラム(専門医養成プログラム)をコンパクトにまとめたもので、構成自体は大学院のカリキュラムに近いものとなっています。

ペンシルバニア大学は米国で最も古い歯内療法学科で、根管治療の分野で最も進んだ教育機関であると考えられいます。そのため世界中から優秀な歯科医師が教育、トレーニングのためにその門を叩くそうです。

http://www.pescj.org 参照

 

根管治療には様々な考え・方法があり、欧米と日本ではまるで違うコンセプトのもと治療が行われています。
このグループでは膨大な数の根管治療に関する海外論文を読み、臨床的に正当性があり有効であるかを検証していくのですが、その過程で日本の根管治療は「ガラパゴス化している!」と実感しています。
治療におけるコンセプトはもとより、使用する薬剤、器材も、大きく異なります。例えば、アメリカ(歯内療法専門医院)ではラバーダム防湿は必須の作業ですし、一度使用されたファイル(歯の内部を削るヤスリ状の器具)は使い回さず破棄されます。日本の根管治療は国民皆保険のルールに則っておこなわれるために器材にかけられるコストや時間的制約といった問題が付きまとい、アメリカでは当たり前としたことが実践出来ません。医学は年々進歩していくにもかかわらず、日本では30年以上前の治療が現在も当たり前に行われているのが実情です。

現在、高橋歯科醫院ではペンシルバニア大学歯内療法学科で行われている臨床コンセプトを採用し実践しております。
従来の根管治療で治癒しない、これから根管治療を控えているけど精度の高い治療を受けたい、神経をなるべく残したいとお悩みの方、一度ご相談ください。